「iPhoneの画面が赤くなった…」そんな突然の変化に驚いた方も多いのではないでしょうか?
設定の影響なのか、故障なのか判断がつかず不安になりますよね。
この記事では、iPhone画面が赤くなる原因と、その見分け方・直し方をやさしく解説します。
スタンバイモードやNight Shiftの設定も含めて、すぐに確認できる内容をまとめました。
iPhoneの画面が赤くなるのはなぜ?
iPhoneの画面が突然赤くなると、多くのユーザーは「故障では?」と心配になります。
ですが、すべてのケースが不具合とは限らず、設定による仕様変更の可能性もあります。
ここでは赤画面が起きる主な原因を整理します。
一時的な仕様か、それとも故障か
画面が赤く見えるのは、iOSの一部機能による一時的な色調変更の場合があります。
特に最近のiOSでは、スタンバイモードやNight Shiftなどの機能によって色味が変化する仕様が導入されています。
まずは設定を確認することが、原因を切り分ける第一歩です。
iOS17以降の新機能による表示の変化
iOS17から導入されたスタンバイ機能では、夜間モードが有効だと、画面が赤系の色に切り替わることがあります。
これは就寝時の目への負担を軽減するための仕様です。
赤画面に驚いた方も、夜間モードがONになっていないかチェックしてみましょう。
システムトラブルやハード障害の可能性
もし赤画面が設定変更によって改善しない場合は、iOSのバグやメモリエラーなどの可能性があります。
また、水没や衝撃などによるディスプレイ異常、基盤トラブルなどのハード的な原因も疑われます。
この場合は自力での改善が難しいため、早めに専門サポートを検討しましょう。
赤画面はどのタイミングで発生する?
画面が赤くなるタイミングも重要なヒントです。
たとえば、充電中・スリープ復帰時・ロック中に起こるなら設定が影響している可能性が高くなります。
反対に、使用中に突然赤くなりそのまま戻らない場合は、故障を疑う必要があります。
スタンバイやNight Shiftが関係しているかも?
iPhoneの画面が赤く見える原因のひとつとして、iOSの表示機能設定が関係している場合があります。
スタンバイモードやNight Shift、カラーフィルタなどの設定を確認してみましょう。
スタンバイの夜間モードが赤画面にする理由
スタンバイモードは、iPhoneを横向きに置いて充電すると自動で起動します。
このとき「夜間モード」がONになっていると、画面が赤系の色合いに変化します。
これは仕様であり、不具合ではありません。
Night Shiftの色温度調整による影響
Night Shiftは画面の色温度を暖色系(赤寄り)に調整する機能です。
時間帯によって自動的に有効になるため、知らずに画面が赤くなっている場合があります。
設定>画面表示と明るさ>Night Shift からON/OFFを確認できます。
カラーフィルタ設定が変わっていないか確認
アクセシビリティ設定内の「カラーフィルタ」がONになっていると、赤系に偏った色になることがあります。
設定>アクセシビリティ>画面表示とテキストサイズ>カラーフィルタ を確認してください。
意図せず有効化されている場合はOFFにしましょう。
画面モードと照明条件による錯覚も?
周囲の照明条件や、画面の明るさ設定によって赤っぽく見えることもあります。
特に夜間に暗い部屋で使うと、画面の色温度が強調されて見える傾向があります。
周囲の明るさを変えて見え方を比較すると、錯覚かどうかの判断がしやすくなります。
設定変更で赤い画面を元に戻す方法
赤画面がiPhoneの設定によるものであれば、簡単に元の色に戻すことが可能です。
ここでは主な設定変更の手順を紹介します。
スタンバイモードを無効化する手順
スタンバイモードによる赤画面をオフにするには以下の手順を実行します。
- 設定アプリを開く
- 「スタンバイ」を選択
- 「夜間モード」をOFFに切り替える
これで赤画面ではなく通常のカラー表示に戻ります。
Night Shiftをオフにする方法
Night ShiftがONになっていると、画面が赤く暖色系に変わります。
以下の操作でOFFにできます。
- 設定 > 画面表示と明るさ > Night Shift
- スケジュールや「手動で明日まで有効」をOFFに設定
アクセシビリティのカラーフィルタを確認
誤って「カラーフィルタ」がONになっている場合、色の偏りが発生します。
- 設定 > アクセシビリティ > 画面表示とテキストサイズ
- 「カラーフィルタ」がONになっていたらOFFにする
ここで「赤/緑フィルタ」などが選ばれていると、赤みが強くなります。
画面表示設定のリセット手順
複数の設定を一括でリセットしたい場合は、以下の操作も有効です。
- 設定 > 一般 > iPhoneを転送またはリセット
- 「リセット」>「すべての設定をリセット」
この操作で個人データは消えませんが、Wi-Fiや壁紙設定なども初期状態になります。
環境光センサーに影響されているかも?
周囲の明るさに合わせて、iPhoneの画面色が自動調整されることがあります。
一時的に明るい場所へ移動してみると、赤みが改善するか確認できます。
特に有機ELディスプレイでは、色味の変化が顕著に現れることがあります。
不具合やトラブルが原因の場合のチェックポイント
設定を確認しても赤画面が直らない場合、iPhone本体やソフトウェアに不具合が起きている可能性があります。
ここでは考えられるトラブル要因と対処法を紹介します。
iOSのバグやアップデート失敗の影響
iOSのアップデート直後に表示異常が起きることがあります。
アップデート中の不具合やインストールの不完全さが原因で、画面表示に不具合が出ることも。
その場合は、再インストールまたは次回のアップデートで改善する可能性があります。
強制再起動・初期化で改善するか検証
軽微な不具合であれば、強制再起動で改善することがあります。
- iPhone 8以降:音量上げ→下げ→電源ボタン長押し
- iPhone 7:音量下げ+電源ボタンを同時に長押し
- iPhone 6以前:ホーム+電源ボタン同時長押し
それでも改善しない場合は、iTunesやFinderから復元・初期化を検討しましょう。
水没・落下など物理的な故障の兆候
水没歴や強い衝撃を受けた場合、ディスプレイや内部基板にダメージがあるかもしれません。
画面の赤みが継続していたり、ちらつき・縞模様があるならハード故障の可能性が高いです。
バッテリー異常や基盤トラブルの可能性
バッテリーの劣化や、基板の劣化がディスプレイ表示に影響を与える場合もあります。
特に長年使用した端末では、内部の電子部品の劣化によるトラブルが起きやすくなります。
症状が継続するなら修理を視野に入れましょう。
直らないときはどうする?相談・修理の判断基準
設定変更や再起動でも改善しない場合は、修理やサポート相談を検討しましょう。
ここでは、どこに相談すべきか、修理の選択肢を紹介します。
Appleサポートでの相談手順
Apple公式の「サポート」アプリやウェブサイトから簡単に相談できます。
- サポートアプリを開く
- 「デバイスを選択」→「画面または表示」→「画面の色がおかしい」などを選択
- チャットや電話、来店予約の手続きが可能
無料診断や案内を受けられるため、不安な場合はまず相談してみましょう。
正規修理サービスと非正規店の違い
Apple Storeまたは正規サービスプロバイダでの修理は、純正部品を使った安心対応が特徴です。
非正規店は安価ですが、保証対象外になったり、精度に差が出ることもあります。
長期的な安全性を重視するなら、Apple正規対応をおすすめします。
保証・AppleCare+の対象になる?
購入後1年以内であれば、Appleの製品保証が受けられます。
AppleCare+に加入している場合は、保証範囲が拡大され、修理費も大幅に軽減されます。
契約内容によっては無償での修理も可能なため、事前に確認しておくと安心です。